センター幅84㎜ フルロッカー 複合素材のキャップ構造。
もの凄く軽い、重量も操作性も。
私の好みでは、キャップ構造はキライ、ロッカーもピンとこない、フリーカテゴリのお絵かきグラフィックは恥ずかしい。どちらかというと国産贔屓、海外メーカーに対する憧れが抱けないオヤジ。
それが、このモデルにはピンと来た。
“ヴイ-ワークス”という読みでいいのだろうか? それとも“ヴィ-ウィークス”?
木材、アラミド、カーボン、チタニウムが使われていると先端のシールに書いてあった。
・アラミド : 防弾チョッキや消防服に用いられる繊維
・カーボン : 軽いのに強度が高い素材
・チタニウム : 耐腐食性が高く軽量な金属
DYNAFITに迫る軽量モデル、さすがにTLTビンディングとの比較は酷だと思うが、アルペンビンディングのモデルでは最軽量だと思う。
普通1ペアで7kgほどが、試乗176cmで約5.7kg、DYNAFITは4kgほど。
ルックスもいい、オヤジに合う。5年後も古びれていないと思えるデザイン。
加えて耐久性が高い素材ばかり、素材の結合部分の耐久性は未知数だが、ヘタレにくい特性を持っていると思う。
飛ばしてみたけどトップがパタパタすることもない、軽いのに。
変にカラカラと空洞感も無かった、軽いのに。
ロッカーなのでトップの喰い付き感はないが、角付けすれば意外と切れる。
トーション(ねじれ強度)を持たせるのに適した素材ばかりなのがキレを生んでいるのかな?
女性でも十分に使いこなせる軽快感がある。
ビンディングのソール長調整もスマート。
171cmにすれば、カミサンと共用できそう…、購入の免罪符にもなるし。
上位機種でも開放強度14とかの重く太いバネの入ったビンディングではなく、11や10くらいの軽量ビンディングを選択できると嬉しい。
そして、作りこみの質感も高いところが気に入った。
フリーカテゴリの板、正直なところ作りこみの甘いメーカーがあることも事実。
カタログなどの印刷物や、ウェブ上の画像では分からず、期待感を抱いて現物を触ってみると所有欲が失せてしまうこともある。
スキー自体が傲慢さと隣り合わせの愉楽であるから、この質感へのこだわりは外せない。
試乗シェイプ : 176cm 129-84-111 R18
モデル名の”RTM”って、Ride The Mountainの略なんですね。
そして現行RTMと同じこなれた3サイズで信頼感もあるシェイプ。
ず~っとセンター幅85㎜前後の板を探していたが有力候補の一つに。
もう少し試乗を重ねたい♪ カミサンを乗せてみるか…。
あと現行RTMと比較試乗もしてみたいなぁ。
インターナショナルHPでの「記事」
どうやらラリードライバーのオヤジが車の素材で作るコンセプトらしい。
“傲慢な愉楽”というイメージも的を射ていたようで、オヤジ好みのはずだ。
有料で納期も待つので、ラリードライバーと同じようにソールに名前を入れてくれないかなぁ…。