試乗会参加ならでは予想外に良かった一台。すごく良かった。
正直、イメージが沸きませんでした、オガサカのフリーライド。フリーライド板を乗りつくそうと意気込んで乗り込んだ試乗会だったので手にしてみた、結構、後半でしたが…。
ビンディングのソール長調整を担当者にお願いしようと持ち上げて気づいた。あれっ、ブラストラックのエリキサーと同じ仕上げだ。展示会でエリキサーをいじりたおして質感や重量感そしてトップシートの形状が、私の中に刷り込まれていたことに気づいた(笑) ふちがグルリとあって、プクって膨らむ形状。
センター幅90㎜もあるのに軽快。おまけに操作にクセがない。エッジグリップもしっかり、悪雪状況なのに自在性が高く、飛ばしても不安がない。板からの反発・かえりがファットスキーとは思えない反応が好印象。
オンピステ性能をサイドカットだけではなくバランスで高めている。
エリキサーがベストスキーに選出されたジャーナル記事のコメントと重なる乗り味。
ラインナップは183cmと173cm。
試乗サイズ173㎝で短い方だが女性には長すぎると思うが、カミサンが一番気に入っていた。2回も試乗。
全く向上心のないエンジョイスキーヤーで技術的には4級程度だが、悪雪の中で扱えるらしい。FFSフロントフロートシステムという名の先っぽロッカーの恩恵だと思う。足元のキャンバーでエッジグリップや安定感に加えて返りの反応と、絶妙な仕上がり。
1本体制ならばもう少し細い方がいいかなと思うが、2本体制の太目として選択するので、扱えるなら太ければ太い方がいい。
エリキサーの試乗してこっちを選ぶことになるかも…。
今季ET-8.0より細くセンター76㎜のET-7.6。
ET-9.0同様いい感触。
ReISM SL-Cと似ている。
ゲレンデメインで悪雪でも楽に愉しく楽しい。
そこそこ飛ばしても手ごたえがある、フリーライド系の中ではエッジグリップもする、返りもある。一番の特徴は軽さの恩恵による操作の自在性がクセなく普通なこと。実に使い勝手がいい道具。
検定や基礎系のイメージが強いオガサカだが、検定種目もオフピステも滑らない単純にスキーで斜面を滑って楽しみたいスキーヤー向き。良く出来ている。スキーをやりこんでいる人もそうでない人も分かりやすい性能。知らなかった。
ただそういうエンジョイスキーヤーがこのモデルまでたどり着けるかは疑問。
想定年齢が結構上なのかな?
私自身に当てはめると、体力が落ちてメタルの入った板が踏めなくなったらこのぐらいの太さをゲレンデ用として欲しい。トップシートのグラフィックも渋めです。ReISMのビタミンカラーとは対照的。
物はいい、対象を広げる演出が必要。 あぁ、それでブラストラックなのか…。
完全に妄想です。
今季80㎜→来季76㎜に変更することで、綺麗に8㎜ずつのラインナップになる。
ブラストラック スタイラス 68㎜
オガサカ ET-7.6 76㎜
ブラストラック エリキサー 82㎜
オガサカ ET-9.0 90㎜
ブラストラック ブレイザー 98mm
妄想を確かめるために、4/7ブラストラック試乗会に行ってみたくなっている。
ブラストラックでファーザー92mmというモデルが来季追加になるらしい。とにかく、乗ってみないと…。