ファットスキーのことを考え続けていると、だんだん太い方へ妄想がシフトする。
センター幅140㎜以上のモデルばかりに目が移ってしまう…。
「DURET モンスターファット」
センター幅 驚愕の177mmっ!! 186cm
モノスキーメーカーでもあるようで、太い板を製造できるインフラが整っているようですね。
造れるのと、造っちゃうのは違う。
フランス人、やるなぁ…。
「キングスウッド メガファット」
センター151㎜ 199cm
日本で取扱い代理店がないため、手に入れるには直接オーダー。
キャンバー形状のオーソドックスだが、グラフィックは3種選べる。
南半球のニュージーランドからのリリース。
今頃、冬本番ですね…。
「DPS SPOONスプーン」
センター150㎜ 190cm
最注目モデル、ICI店員さんに「危険な板です」と言わしめた独特の左右方向への反り上がり。
ロッカーは前後方向に反り上がっている。
左右の板二本一対で左右に反り上がっているのが、エランのアンフィビオ。
板一本で左右に反り上がっているカマボコ形状は、角付けしてもエッジが効かない、減速できない。
プロモーションビデオでも、板が真横を向いたまま真下に滑降しているっ!?
減速要素の少なさがオープンバーンでの気持ち良さにつながる。
カスタムフェアで代理店担当者の説明では、クリートテクノロジーという引っ掛かり用のデッパリが2個では足りず、最新モデルでは3つになっているらしい。
ビンディング取付位置も湾曲していたが、平らにして取り付けやすく改良。
ワックスはアイロンじゃ無理ですよね、遠赤外線のワックスフィーチャーかな。
エッジはマシン磨きは無理、手磨きしかない。
カーボンのピュアモデルだと、ファット最高価。
乗りこなすのも難しそう、メンテナンスも特殊、お金もかかる、手も掛かる雰囲気ムンムン。
まだ日本未導入でゲレンデで見掛けない。
マイナス要因が全て魅力に感じる、なんかおかしい…。
「Libertyリバティ MUTANTミュータント」
センター149㎜ 192cm
現時点での国内最太モデル。
竹の芯材で軽い。
先っぽが細くて雪面を切り裂いて進み、浮力は足元で得るリバースサイドカットのシェイプ。
スキーを良く知らない人でもただものじゃないと気づかされる、ボリューム的迫力だけじゃない凄味がある。
グラフィックも好み。
「SKILOGIKスキーロジック DepthHoarデプスホア」
センター143㎜ 191㎝
モデル名の直訳は、深く白く覆うもの。まさに深雪専用モデル。
ツインロッカー、カーボンと竹で軽い。
別モデルを神田のショップで見たが、トップシートの仕上げは美しい…。
ただサイドウォールの仕上げに耐久性がちょいと心配。
ビンディングとのコーディネイトが意外と難しい。スポーツ道具というより工芸品。
ドクロはイヤだけど、土着民的コスメはいい感じ。
もし柄をオーダーできるなら、北のアイヌ柄を片側トップに配して、南のミンサー柄をもう片方のトップからテールへ貫いて、江戸小紋を両テールを横に配したい。キラキラした貝がらの代わりは、漆かな。
インスパイアされて妄想が広がる米国コロラドのメーカー。
「SnowFlakeSkiスノーフレークスキー TMP」
センター142㎜ 180cm
長野 白馬 ドメスティックブランド。
竹とウッド芯材のフルロッカー。太さの割りに短い。
速度域もターン弧の大きさも日本のゲレンデ規模にマッチしていそう。
シンプルコスメで今風。現物を見に行きたい。
「Libertyリバティ GENOMEゲノム」
センター141㎜ 181・187・194cm
サイズバリエーションの豊富さが基本性能の高さを示している印象。
トップ170㎜の太さは迫力があるけど、持ってみると軽くてしなやか。
小鳥と鹿に血痕のようなコスメは?? 初代の方が好み。
整理すればするほど、訳が解らなくなってきている。
理屈じゃないだろうなぁ…。
なんか吹っ切れて、センター140㎜オーバーの板を手に入れたら、次の課題はビンディング。DPSスプーンの画像では、マーカー製ビンディングのブレーキが板の上に乗っている(笑)。規格外、モンスター、普通じゃないモノ固有の障壁。リーシュコードを足に巻いて滑るか、150㎜以上のブレーキを選ぶか、選択肢は二つ。
チロリアPEAKに150㎜幅のブレーキがある。
もう一つ、ヴィストに155㎜幅ブレーキがカタログに載っているけど、いい加減な日本代理店だから期待をするだけ損だし、日本で入手できるのは実質チロリアのみ。