POPEYE(ポパイ) 2013年2月号

POPEYE (ポパイ) 2013年 02月号 [雑誌]
マガジンハウス
2013-01-10

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“シティボーイのためのスキー特集”“スキーブーム復活!!”“SKI BOY!”の言葉が躍る。ファッション・情報誌の切り口でスキーを取り扱う。雑誌全体の印象は、かなり懐古趣味。

『今さらながら、スキーって何か良くないか? 一時期はスノボに押され、何となく地味に見えていたスキーが、今なぜか断然輝いて見えるから不思議だ。
山スキーの系譜を継ぐバックカントリースキーにも憧れるが、まずは焦らずゲレンデデビューしてみよう。
日本は山国なんだから、いたるところにスキー場はある。ボーゲンだっていいじゃないか、続けていればいつかはパラレル。気分はJPオークレアかスコット・シュミット。
この冬、シティボーイはスキーに行こう。』

ポパイが定義する“シティボーイ”は、ウールのセーターを着て滑るスタイルらしい。スキーウェアを揃えずに家にあるものでクラシックな雰囲気、手持ちのゴアテックスのシェルも活用。ニットキャップもウール。ネックゲーターじゃなくてマフラーと、スタイルを盛る。
なるほどね、ゲレンデまで辿り着く敷居を下げる一案。
次の週末はウールのセーターを試してみよう、ちょっと重くてレストハウスで浮くと思うんだけど、その浮くのがスタイルってものなんですかね。

『スキーは作法ではなくて遊び。スキーのたしなみ。それはスキーボーイのたしなみだ。』
『キレイに滑ることが目的ではない。今やスキーはジャンプをし、深雪をかき分ける身軽さを楽しむものなのだ。』

意外と理想や未来が語られていないのが気になる…。
個性とかスタイルを求めている読者向けの記事なんだと思うんだけど、なんか型にはめる傾向が窮屈。
上級者になんか見えなくったていいし、誰かの人生をなぞる必要もないんじゃない?
シティボーイが雪山に場違いな価値観を持ち込んで愉しんでるだけでいい。
4ナンバーのトラックを持ち込んだハイラックスサーフのように。