『1モデル、5サイズ、5ラディウス、お前のターンを選べ』の謳い文句でラインナップが一新されたサロモン。謳い文句通り、サイズでラディウスが異なるスッキリラインナップ。一新に期待しての試乗。
155cm R11m 女性スラローム
165cm R13m 男性スラローム
170cm R15m 男性スポーツ、女性スピード
175cm R17m パフォーマンススピード
183cm ≧R23m ハイパフォーマンススピード
試乗サイズは165cm。
下半分サイドウォール、上半分キャップの構造。
重い、悪い意味で重い。いい意味の濃厚とは別物。濃厚好みの私でも重いと感じる。
“X-Race”のレースと謳っている分、速度域は十分高いけど、最近のSL競技セカンドモデルやデモモデルのサンドイッチでの軽快さと比較すると、キャップである必要性を感じられない。製造コストのメーカー理由が際立つ。でも意外とコストは掛かっていそうな乗り味なんだが…。
サロモンが好きな人を裏切らないサロモンの乗り味は維持。
切れも走りも意外と気持ち良くない、悪くはないけど。
他のサイズは別の感触があると思うが、なんかどれもエクスキューズが付いてしまう165cmの印象。
コスメも飽きがこない感じで悪くないんだが、テールの黄色い部分がBBRの絞りを彷彿とさせて、力強さが弱まっている。速度・スピードを彷彿とさせるスポーツカーのテールようにきっちりと発散させる方が好み。
ブランドの転換期なのかな? スキーメーカーとして絶大なブランド“サロモン” 絶大過ぎてリアルスキーヤーの触手は伸びず、あまりスキーをしないスキーヤーブランドになってしまったのかな。正直このクラスのモデルをゲレンデで見掛けない、下のクラスのモデルは良く見る。難しい…。
観ての通り、安定感も操作性も決して悪くない。