SKI FORUM 2011のフィッシャーブースにてブーツ整形の体験をさせてもらった。
結果は、笑顔になりました。
ブーツに入っている足全体の面が均一のフィット感は売り文句通り。
ブーツ本来のシェル硬度になるには24時間後とのこと。
またゲレンデ気温での硬度変化も分からないのでブーツ性能自体は評価できません。さらに保温性も分からないが、フィット感は気持ち良かった。
フィット感を求めるためにアキレス腱が必要以上に締め付けられたり、
試し履きのファーストインプレションを良くするためにインナーブーツが肉厚だったり、
逆に競技用のゴツゴツと当たる感覚とも違う。
ブーツチューンに5万円以上掛けています。フォーミングブーツの経験もあります。
いずれにせよ、1シーズン掛けて調整し続けて2シーズン目からようやく本調子になるという従来のブーツとは異なる。購入シーズンから調子良さそう。
80℃で10分間、ハードブーツ自体を柔らかく温める。
温めている間に当たりが出そうな部分の肌に直接パッドを貼り付けてその上からソックスを履いて準備を整える。
チ~ンっとオーブンがなったら、インナーブーツを挿入。そして足も挿入。柔らかいので今まで味わったことのない足入れの良さ♪ バックルを全て締めたら、一つ目のパッドでくるまれる。続いてバルブの付いた二つ目のパッドでくるまれる。
ウォーキングモード付のブーツのような歩きやすさで、手すりの付いたお立ち台の上へ登壇。人だかりでちょいと恥ずかしい(笑)
スネを当てて前傾角を決めるバーを調整、バルブにチューブを接続、そして左右にプレートが動いてスタンス決め。
いよいよバキュームっ!! ではなくエアー注入。
注入の際に手すりを持ち上げるようにカカトを押し付けながら、エア圧の締め付けを感じながらしばし辛抱。
従来のシェル出しと違って、出すだけではなくボリュームが無い部分が絞れることが画期的。
フォーミングで埋める手法だとインナーブーツの厚みが不均一。
足とインナーブーツ、インナーブーツとハードシェルの隙間が無くなるので「バキューム」というネーミングらしい。
パワーロスも少ないという説明に納得感がある均一の締め付け感。さらに気持ち良さにつながっている。
整形のやり直しも可能とのこと。フォーミングの一発勝負より安心。
これが普通のSOMAブーツより1万円ちょっと高いだけ。魅力的。
お試し体験ではなく、“実際に加工してもらった工程詳細”