志賀高原統一初滑り・スキー場開き祭 & おこみんデビュー

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“スキー場開き祭”、オープンやオープニングではなく「開き」、イベントやセレモニーでもなく「祭」。連綿と続けられている地元の伝統行事。観光協会・地主・役場・警察・金融・報道・メーカー・スクールなど、覚えきれないほどスキー場を支えている関係者一同が集結して神事から行われる。
山を、スキー場を、この土地を大切に願っている想いが感じられる祭りだった。

時代の流れに合わせて、ゆるキャラもデビュー。見掛けることが難しい森の妖精おこじょ。英語でオコジョはアーミンというらしい。で、“おこみん”。どんぐりの帽子と緑のスカーフを纏いカワイイ。
募金をして缶バッチをもらい握手をしてきた。しっぽも握ってみた(笑)
ミス志賀高原のお二人もカワイイ。

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おでん、あんこもち、きのこ汁のふるまい、物凄く美味しくて幸せ。
最新モデルのスキー板、ウェアもある抽選会。

雪が降っていたのでデモ滑走など外での催し物は取りやめ。
予定では、デモ滑走もイントラだけではなく、年配の方から幼稚園児まで幅広い年齢層で、ちょっと他では観れない構成。特に「ski.day.skier」というバンドの演奏を楽しみにしていたのに、残念…。スキーとバンド、どんな愉しみ方をしているのか興味津々。

気温-8度、雪温-11度
パフパフかる~い天然雪。当然ゲレンデまでの道路は圧雪路でちょいヒヤヒヤ。
九割五分スキーヤー、スノーボードは数名だけ。
極上の雪質に板が滑ると、心が軽くなるっ♪

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パラフィンワックス温度帯一覧」に赤線マップ。TOKOのレッドもしくはガリウムのブルーのベースに、抵抗が多い雪用の黒ワックスがマッチ。気持ち良く板が滑る。
先シーズンまでパラフィンベースの上にフッ素ペーストの組合せだった同行友人は今まで味わったことのない滑り感と言って、添加物系の黒ワックスの効果を初体験していた。
この雪温でフッ素だと渋ることがある、高価なのに、手間も掛けたのに、残念な気持ちになる。
競技タイムではなく、気持ち良さを優先に手に入れるなら添加物系の黒の方が確実。

志賀高原って、標高が高くて広いスキー場という認識しかなかったが、祭り行事を見学させてもらって地域全体で支えて成り立っている認識を新たにした。経済論理とは別の価値観が根底に流れている。ゆるがない芯の強さを感じて圧倒された。
一企業で運営されているスキー場とは全く別物、知らなかった…。