ウォークモード付きスキーブーツ検討

画像

チャート掲載の各モデル詳細は、画面上部「ブーツ」タグの一覧表示か、画面下部トラックバックよりリンクにて。7メーカーの一部モデルの足首可動域の参考映像観れます。

もしかしたら今一番手に入れにくい道具なんじゃないかと感じたウォークモード付きアルペンビンディング対応スキーブーツ。
同じ歩けるブーツでもTECビンディング対応ブーツだとメーカーもモデルも限られているし、展示会でも専用ブースになっていて比較検討しやすい。試乗会でもブーツも板も試させてもらった。
ただ、メタボおやじが滑って加速度がついた体重をピンで支えるのは無理がある。登り重視の道具。

カカトが上がるアルペン形状のツアービンディング、雑誌でも、ネットでも、試乗会・展示会でも良く見掛けるようになった。じゃぁ合わせて登れる滑り重視のブーツに一歩踏み入れて真剣に検討しようとすると現物が見れない。
地方のショップでは無理なので展示会に赴くが、まず展示されていない、陳列されていない。
あっても片足だけとか、販売用じゃないとか言われながら、見つけなきゃいけない。インソールの束が入った箱と一緒にブースの片隅に置いてあるのを見つけて試し履きという状況。
展示会がダメならと、神田スポーツ街の各ショップを巡っても置いていない…。
まだまだ販売数が少ないからなのかな? カタログや雑誌では盛り上がっているように掲載されているけど…。

なので、ここで会ったが百年目状態で強引に試し履きをした8メーカー13モデル。

重さに関して、
競技・基礎系ブーツは、片足2300~2600gほど。
軽量で歩きが売りのTECビンディング対応ブーツだと1500~2000gほど。

画像

ちなみにTEC専用のスコット コスモス、公称1450g、実測1485gと、持つと思わず声が出てしまうほど軽い。

同等フレックスで単純にウォークモード機構追加したらその分は重くなるはず。なのに2000~2300gに収めているのは凄い。アルペンビンディング対応で2000gを切っているモデルは重さに対する工夫や技術がかなり優秀ということになる。

あと特徴的だったのが、フレックス数値と重さが一致していないことに注意が必要だと気づいた。
フレックス数値の大きな上位モデルの方が軽いアトミック。

足首の可動域に関して、
滑走モードから歩行モードに切り替えた時の可動域の広がり。
登る時はより前傾方向に動ける方がいい。
前傾の意図を持ったモデルは、足首の動きに加えてバックルも緩めて前傾角を拡げられる工夫がある。
平地の歩行やラク系のコンフォートには、後傾への可動域。

重さと可動域で気に入ったのは、
 ・テクニカ コーチスライトプロ : 定番モデルらしい
 ・アトミック ウェイメーカー110 : 100より軽い
 ・フィッシャー レンジャー11 : ビブラムソール・ウルトラロンインナーブーツ

レンジャー11が納品されたので測定、表に記載。ただし、
サイズが比較モデルより小さいので単純比較ではなく考慮が必要。