スキー場の雪上でSUV試乗。
横滑り抑制機能を体感するコーナー、ヒルクライム・ダウンヒル、タイヤが対角線上に浮くコブコブモーグルコースと非日常的なエキサイティングなコースで車の性能を体感。
インストラクターの走りを体験して説明を聞いてからの試乗。実に丁寧な対応でエキサイティングなイベントながら落ち着いた雰囲気で納得度が高く、無料では申し訳ない。
<http://www.volkswagen.co.jp/information/events/2012/0218/>
車は、フォルクスワーゲンのSUV2種 トゥアレグとティグアン。
ティグアンは一般的な4WD走行性能だと思う。
ハルデックスカップリングにて前輪が滑った分を後輪へトルク配分をする都会的な四駆。
ゲレンデに向かう道で困ることはなく、燃費向上に振った性能。
日常的に一番登場する機能は、横滑り抑制。
今乗っているセンターデフ四駆車よりもアウトに膨らんでしまう感覚だったので、惜しい…。
一方、トゥアレグは凄かった。
高い価格で車格をメーカーが演出していると勝手に先入観を持っていた。
高級車であることに間違いないが、試乗の体験は鮮烈で、機能も性能も価格以上だと錯覚してしまうほど。
スピードを出したままコーナーに突っ込むが横滑り抑制制御(ESP)の計算回数か精度が自車のESP制御を二桁ぐらい向上しているようで、速度も方向も滑らかに綺麗に何事もなかったようにコーナーをクリアしてしまう。
重量級なボディを急な斜面を押し上げる絶妙なトルク伝達性能。
ダウンヒルの下りは舌を巻いた。なんという安心感、ほしいぃ…。
スキー帰りの下りの道が一番怖いので、魅力的。
モーグルコースを走っているもう一台のトゥアレグはありえないほど不安定でヒドイ状況、えぇここ走るの…。
走ってみると車内は穏やか、車自体がいろいろとがんばってくれている。
正直、こんなに凸凹な路面を走ることは無いけれど、車に対する信頼度が変わった。
刺激的で愉しかったぁ…。