センター幅80~85㎜板候補の一つ、センター85㎜のコルドヴァ。
ヴェクターグライドの基幹モデル。
フレックスがノーマルとソフトの2種類あり、トップシートのグラフィックはどちらも同じ。
両方試乗できた。
ノーマルフレックス
GS系板の張り。オールラウンド板の中では一番硬いと思う。
高速域が得意で、バタつきの心配や不安要素は一切ない。
ただし試乗日のようなグズグズのザラメ雪に雨が降ってきた状況では、張りが強すぎて扱いにくい傾向が出てしまった。
タテに落としていくには全く問題ないが、ヨコに振ろうと思うと雪の抵抗に加えて板が踏ん張りすぎて引っ掛かる。
軽い雪質のオフピステを高速落下とか、硬くしまった整地をかっ飛ばすと気持ちいいと思う。
私の足前で、ツリーランすると衝突しそうな気がする…。
ソフトフレックス
ノーマルから一転、扱いやすい。買うなら見栄を張らずにコッチだな。
柔らかいと言ってもノーマル比較の話。
オールラウンド系板全般で見れば硬い部類で、オンピステでも楽しい。
バタつきもなくしっかり感のある乗り味。
オンピステではノーマルに若干遅れをとるかもしれないが、適用幅の広さはこちらの方が上。
でもなぁ…、逆にソフトがあるからこそノーマルの存在意義を痛烈に感じられた訳で。
他メーカーや他モデルには無い魅力がノーマルにはある。
ソフトしか無かったらここまで心に引っ掛からないよなぁ…、う~ん。
プロトモデル(マスティフベース??)の木目グラフィックがテント奥に鎮座していた。
いい雰囲気を醸している。時代を問わず所有してみたいデザイン。
コルドヴァで木目バージョンがリリースされたら自分を抑える自信がない。
後先考えずに躊躇なくオーダーしてしまい、支払いで四苦八苦しそう。
でもそこまで惚れる板であれば本望か…。
木目を見ちゃったからなぁ、普通のグラフィックをオーダーするのに別の勇気が必要になっちゃった。
木目がアホみたいに高くて諦めるしかない状況に追い込まれないと、普通のグラフィックが注文出来ないじゃんっ!!
知らなきゃ済んでいたのに、余計な悩みが増えてしまった…。