センター幅98㎜。試乗サイズ178cm。
本当はS7を試してみたくて試乗リストにも記載されていたので期待していたら、現地でメーカー担当者から持ってきていないと説明された…。
弟分のS3を試乗。
ロシニョールというと競技と基礎のイメージが日本では強いが、海外では基礎(デモ)モデルは無いので、競技とそれ以外というカテゴリ分け。それ以外のマウンテンカテゴリでバンディッドブランドが古くから強い。
S7やS3が2009年にリリースされると人気が出て海外では定番モデルに。
ロシニョール2013モデル紹介サイトでは、記事の順番がまずはマウンテンのS7バリエーションを紹介してから、競技カテゴリへという流れ。
「SKI-REVIEW.com」
「SkiersRealm」
今季2012は、センター幅がS7より2mm太い“Super7”(センター117mm)がリリース。
来季2013は、さらなる強化版“Squad7”(センター120mm)が注目のようです、世界的には。
世界的と言っても身近なニセコで三日間使い倒したレビューもある。
バリエーション展開されるモデルって、基本性能が証明された証と解釈している。
ブルーガイド2012スキーカタログでも、総括記事6名中2名がS7を取り上げている。S3も1名ピックアップ。ふぅ~ん、何か印象に残る乗り味を持っているんだなと、先入観アリアリでS3を試乗。
なるほど、いい。
軽いんだけど芯材のしっかり詰まった感触、ターンが楽しめる。
フレックスは柔らかめだけど速度域も高い方、不安にならない。
さらに、悪雪での操作性がいい。
悪雪突破型大回りに加えて、小回りがかなり気持ち良く出来る。
面でのひねりとエッジグリップの調和が絶妙、変なクセがないのも魅力。
こんなにいい乗り味を発揮してくれるS3、実はお値段がかなりリーズナブル。
センター100㎜前後モデルの最安値じゃないかな? 一般的なモデル価格の約半額の認識。
性能はお値段以上というより、S3のバランスを超えるモデルってそうそうない、ベンチマーク的性能。
サイズ展開も159、168、178、186cmと豊富で選べる。
当初、目当てのS7が無くて仕方なくのS3試乗だったが、魅力にハマってしまった…。
コース脇や非圧雪エリアを滑っている時に意外と変なものを踏むんですよね。
あのソールがヌっとなったり、エッジがガっとなったりするヤぁ~な感覚。もう自分じゃどうしようもない状況で板を傷つけることがあるので、購入時の敷居の低さに加えて、使い倒せる価格って魅力♪
飛び系重視ならHartクエストQ7.2、ターン重視ならロシニョールS3。
安すぎて疑ってゴメンナサイです、ホントに。
S7は平均的なお値段だが、
サイドカーブが168cmのS3で19mのところ、188㎝のS7は18m。太くなるのにきつくなる、面白そう。
好みの乗り味だし、注目シリーズ。