スキーグラフィックに記事が載っていたので申し込んでみた。
受験してわかったこと。
①スーパーゴールド検定会とは、プロテストである。
一般的にプロテストというと、ボクシングやゴルフなど戦う権利を得ることである。
スキーで戦うとは、デモ選で戦えるレベルを判定する検定会でした。
技術レベル、もしくは心構えの差をゴルフで例えると、ツアープロとレッスンプロの差に似ていると感じた。
プロテスト合格は通過点で、ツアーでの勝利を視野に入れる覚悟がないと踏み入れてはいけない領域にも感じた。
ゴルフで100を切るスコア : 上級者 SAJ2級 SIAシルバー
90を切るスコア : 上級者 SAJ1級 SIAセミゴールド
80を切るシングルプレーヤー : エキスパート SAJテク・クラ SIAゴールド
シングルプレーヤーだからってプロテストを受けていいわけじゃない。
ゴールドバッジの延長線にあるものじゃないんですね。名前が似ているから勘違いしました。
②SIAとSAJの観点の違い
SIAデモの滑走の第一印象は、エッジングが強い。でも止める動きじゃない。
SIAの巧いとは、速くて強いレーシングで勝てる技術がベース。
スーパーゴールドに求められているのは、国体選手クラスの印象。
どんなに綺麗にクイックな切換えをしても、深回りは減速要素。
自在性や板さばきの巧みは、本質ではない評価軸。
世界に通用する巧さとは、勝てること。
合格へのアプローチは、レーシングトレーニング。
これらに気づかせられるSIAデモの滑り。
クラウンホルダーがレッスンプロ的スタンスで挑んでも合格しないんですね。
③反省
受験する板は、競技モデル以外はありえないんだと思う。
技術も、気構えも、臨戦態勢で挑まないと。
それをオールラウンド板で受験してしまったので、失礼極まりないことをしてしまった…。