センター幅125mm。
パウダー専用の太さですが、柔らか目の雪質だと、圧雪でもイケる。
トップもテールも反り上がりが大きいので、足元だけで滑る感覚。
なので、大回りよりも小回りの方が得意。
オーバー120mmのモデルの中では、整地が得意な部類でしょう。
整地が苦手なモデルだと、横滑りによる移動だけになっちゃいますが、
ラプターは整地でターンができる。
乗り味は、軽量でドライな芯材。
接雪長が短く、クルクルと小回りや板を振り回すことが得意な性格。
結果、ツリーランが愉しくなるモデル。
一般的にツリーランは上級者の楽しみですが、
SAJ3級レベルでパラレルが安定しないスキーヤーでも深雪に入っていけるように、フィールドを広げてくれる板。
アルマダのJJと操作性が似ているが、ラプターの方が浮力があるので、板を振り回すことがさらに簡単。
太さの割りに長さが短い。171cmのワンサイズ。
特に履いた時の見た目でトップが短く感じるけど、浮力に不満はなかった。
メタボおやじでも浮かせてくれる。
短いことで、林の中での自由度が上がる。
パウダー専用モデルのファットスキーは、180cm以上の認識だったが、もう古い固定観念かもしれない。
さらにサイドカーブが18.6mと、きつめ。
センター120mmオーバーだと、R22~58mが一般的。
太く、短く、きつい。
太さだけだと対抗馬はあるけど、サイズとサイドカーブを考慮すると唯一無二。
日本のツリーランを前提に設計されたシェイプに納得。
左右を入れ替えてみたが、整地ではあまり違いを感じなかった。
有効エッジ長の違いよりも、テールが沈むパウダーで違いがでそう。