VECTOR GLIDEヴェクターグライド TEN ANNIVERSARY

画像

ブランド設立から10周年の記念モデルということなんだろうと思いつつ、変わったシェイプの板を試乗。
画像では分かりにくいが短いんです、コレ。170cmないと思う。
でもセンター幅はマスティフ110㎜かシフト100mmほどもある。
いずれも板に表記はなく想像なんですが…。

ずんぐりむっくりな姿で、ブルーモリスのニューノーマルを見た目の印象でイメージした。
ニューノーマルの謳い文句は「日本の山に合わせた扱いやすい」「変化に富んだテクニカルな地形を攻略する楽しさ」
試乗前から勝手に色眼鏡越しに先入観アリアリである…。

むっ?よく分からない…、感触が良くない硬い平板。
短さによる操作性はあるが、ズラしても気持ち良くない。
直滑降で飛ばしてみると、張りのあるフレックスで安定しているが気持ち良くない。
角付けしてもサイドカーブが大きくまっすぐ落ちる。
たわまない…。

あまりにも不思議で帰ってきてからネットで検索したが良く分からない。
設計で想定しているシチュエーションを理解したい。
製品コンセプトのしっかりしているブランドなので、展示会などで担当者に訊くとスッキリするかな。
不思議だ。

訊いてみた。
コルドヴァのシェイプで高速強化版とのこと、なるほど。
180cm以上の長い方が狙いが表現される印象。
試乗板は170cmほどで短すぎて良さを感じられなかったんだと思う。
あと試乗ゲレンデも狭く短すぎで、試乗スピードも低すぎでしたね。
モデル名通りアラスカのような広大な地形、地球を滑る、壮大なイメージを抱けないと堪能できないモデル。
ノーマルフレックスで物足りないスキーヤー向けってこと、すごいわぁ。