dpsディーピーエス spoonスプーン

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ネットを漁り、展示会で代理店担当者から説明を受け、ショップ店員からも情報を集めていた個人的に注目していたモデル予習を済ませておいて、試乗モデルリストに名前を見つけて乗り込んだ試乗会。午前と午後の2回試させてもらった。

今季開発モデルはセンター150mmだったが、来季市販モデルは148㎜と大人しく。リバティ・ミュータントのセンター149mmより1mm細い。

今季開発中の形状は、クリートテクノロジーというデッパリが3つ付いて波打つエッジに、ソールが左右にカマボコ形状になっていたが…、来季市販モデルは、トップとテールだけ少しカマボコ形状。スプーンテクノロジーというらしい。足元はフラットに普通になっていた。
同じ左右反り上がりをエランではトリプルベーステクノロジー(TBT)と称してパーク用フリースキーに投入する。さらに一対で左右反り上がりするアンフィビオをビックマウンテン・スペクトラムに導入。
前後の反り上がりのロッカーだけじゃないんですね、時代は。複雑な形状に進化してきて、ますます紙や画面で数値を見てもモデルの性格や特性が分かりにくい3D時代。

芯材はカーボンでパリッと乾いたドライな乗り味。足元ガッチリな感触。
悪雪ゲレンデは横ずれで降りてくるしか出来ない。クリートの時はこの横ずれが出来ないと聞いたので、普通にエッジで減速横ずれが出来たので普通に扱えるように改良されたようです。
まぁ、扱えました。

前半横ずれは標準速度ですが、後半1/4スロー再生になってます。
1センチほどの新雪に板が沈み込むと乗り味が激変、接雪長が伸びて安定感が増す。さらに速度が落ちない。
ファットスキーは通常太いトップが抵抗を受けて浮くけど減速もする。浮力は足元得て、トップは切り裂いて進むこの形状の乗り味の片鱗をわずかに感じられた。

わずか1センチでも新雪部分に入ると、振動が消え、スっと素直な反応になって手ごたえが増す、シュパ~。なるほどおぉ~。
基礎板だとグっと詰まり、浮きもしないし、板も振れない。
ファットだと浮いて操作感は出るが、抵抗で減速する。

dps : スプーン、ロータス138
リバティ : ミュータント
ヴェクターグライド : ジニアス
パウダー特化のこの形状、今までは単に見た目でスゲェ~だけから、意味を体感。
カッコイイ映像や丁寧な説明だけでは、想像力の乏しい私はこの試乗の感触は絶対に得ることはない。試乗会は実に愉しい。

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