シーズンが終わって発行部数が落ち込む時期なんじゃないかと思うけど、面白い7月号。
表紙は、2014イッキ乗り編集部イチ押しベストスキーに選ばれた“K2 アンプ・リクター90XTi”
ジャーナルのベストスキーに加えて、ブルーガイドのスキーカタログでも一般中級者の総括でベスト2に選出されている“リクター”。そのコメントは「とにかく操作性が高い一台。大回り時のエッジグリップ力も感じるし、小回り時のリズミカルな体重移動にもストレスなく反応して、スキーの切れ、走りが楽しめる。どっしりしているので、パウダーでの走りも安心だ。」と、ジャーナルのコメントともダブる。
個人的には試乗が出来ていないダークホースモデル。なのでK2カタログでモデルの位置付けを確認してみて驚いた。どこのカテゴリにも属していない中庸・中間・橋渡し的位置づけのモデル。
センター80㎜~100㎜前後までの“ちょい太”モデル38台のイッキ乗り。
一台で雪山のすべてを遊べる視点でのフィーリングレポート。
まさにこの企画にピッタリとハマるモデルが“リクター”だったんだと納得。
興味深いのは、試乗板がずらりと並んで立てかけてある写真。
サイズがだいたい170cm台で揃えてあることが分かる。
で、ビンディングの取付位置に興味津々、サロモンBBRはかなりトップ側、前に付いている。カカトに乗れと言われることがよく分かる。逆にフォルクルV-WERKSはテール側。
現物は見ているけど把握できないビンディング位置、試乗の感触を振り返って、ふ~ん。
ブーツもちょい太板に合わせてオールマウンテンモデルやウォークモード付きブーツをイッキ履き。
この特集、すんごく参考になった。
でもK2のモデルがウォークモード付きピナクルではなくスパインなのは残念。
展示会で各社のウォークモード付きモデルを試し履きして感触を確認しよう。
釣りの道具を選びに行っての困惑経験コラムは非常に共感。そのままスキーに当てはまる。道具選びだけじゃなくて、滑り方や楽しみ方も同じ構図にハマっていると思う。細分化・専門化による敷居を上げてしまう弊害は、スキーに関わっている度合が深い人ほど盲点のような気がする。この状況で専門家ぶっても敷居は下がらない。
「スキーをしてみたい」の単純で純粋な欲求はどこに向けられるのかな?
スキー場? 雑誌? ショップ? ネット漁り?
ショップに行くと釣り道具屋さんほどヒドイ状況にはならないとは思うけど、いきなりスキー場に来てもらった時にどれだけ対応できるのだろうか、怪我だけはして欲しくないけど、最初の純粋な欲求は満たされない可能性は高いことを認めざるを得ない状況だな…。
“R35”の表記を、35歳前後向けフリーペーパーと解釈する読者はいないと思うんだけどなぁ…、おちゃめです。
アンケート質問のNo.21は、板ではなくブーツとして返答記入。
岩渕さんのコラムも読んで、さぁ展示会だぁ