センター幅92mm。
来季、ファーザーの素性や特徴を活かしたブラッシュアップがされていた。共感できる改善。
“共感できる”なんて抑えた表現をしてしまった。
正直なところ本心は、“くやしい、買い直したい…” 嫉妬心が沸き上がる試乗となった。
160g軽量化されたらしい。
来季新モデルと現行モデルを持ち比べてみたけど、ビンディングの影響でよく分からなかった。
乗った時の振り回しやすさ・軽快感は若干向上している印象。
フレックスの張りが増していた。
整地でのエッジグリップ・足場感も増した。
圧雪も非圧雪も細かな振動が減り、スムースで上品な乗り味に。
現行モデルの振動が多い訳ではなく、同じコースで乗り比べて気づいたこと。
なんとか機能を付けるのではなく、芯材の調整で実現しちゃう辺りに惚れる♪
非圧雪での浮力に差は無い、シェイプ変更が無いので当たり前だけど。
非圧雪の抵抗によるスピード低下に差が出るほどのフレックス強化ではなかった。
でも、トラックの入ったコンディションでの走破性やスピード域は高くなっていると思う。
嫉妬を抱いたのは、レスポンスの良さ。
この反応が素直で、気持ちとシンクロする心地良さ。
現行モデルを乗っているからこその悔しさだと思うけど…、知らなきゃ良かった。
プライスは維持したままで、この乗り味が手に入るなんてこれからオーナーになるスキーヤーは恵まれている。
来季モデルをゲレンデで見掛けたら、羨ましくて声を掛けてしまいそう。