試乗サイズ172cm、センター幅67mm、R14.8m
今季までのWRT PROを試乗して調子がいいことは知っていました。
skibumよりも試乗台数が多い滑り仲間と、もう一人の滑り仲間の二人から、「これは乗った方がいい」と圧を感じる感じで勧められて、気遅れ気味での試乗。
乗ったら一発で魅了されてしまった。いつも試乗はリフト1本なのに、2本も滑った…。
来季のWRT PROは若干軽量化されて、もっと調子が良くなっていました。最高峰だと思います。ハイエンドと言うが、他のLASERシリーズの延長線上ではないモデルです。別格ですね、ステージが、世界感が、違う。今までに味わったことのない心地よさ♪
タワんでからの返りの感触が気持ち良く、振動吸収性もストックリらしい素晴らしさ。
ターン弧のサイズが自在、深く横へ移動する小回りから、縦に突っ込む大回りまで、全てが得意、意のままです。手で持ち上げると重いですが、履いて滑ると軽やか♪
春の緩んだコンディションでこれほど気持ちいいので、トップシーズンのコンディションだとさらに…、妄想が膨らむ。
アトミックやサロモンが来季モデルの特徴としてタワミが引き出しやすいと謳っているICONビンディングが搭載されていました。プレートとビンディングにはストックリやWRTのロゴが入りで、ビンディング込みで板の調整を行っていたと思われる。
WRTと入っているので、普通のLASERシリーズのモデルには搭載しないかな
アトミックの赤、サロモンの青は妙な樹脂感が出ている淡い色合いで、黒は引き締まっています。
アルペンソールに加えて、グリップウォークソールも受け入れます。ブランド名が土踏まずのところに
やっぱり普通のLASERシリーズには搭載しない意思表示なんだろうか、WRTの刻印。
ケチが付けられる部分はどこにもなく、抜かりのない仕様ですね。
価格があり得ないというところが一番ケチを付けやすいですね。
モデルチェンジしていないSL FISは、今季と来季で4万円も値上げしている。13.8%の上昇率で、為替や物価上昇よりも高い値付けがレクザムによって行われている。
WRT PROは板自身がモデルチェンジしてビンディングも変更となっている。今季と来季で4.6万円の値上げ、14.5%もの上昇率。結果、税込364,100の値付けとなっている。
ギンギンな競技モデルのSL FISよりも高い値付けに、呆れて笑うしかない金額です…。
割高な値付けを踏まえた上で、滑り仲間と一緒に3台注文しました。
対抗馬のない唯一無二な乗り味に、支払うしかないと諦めました。
試乗したその場で即断即決したわけではありません、泊りでの試乗会参加だったので宿に戻り一旦頭を冷やして、滑り仲間と吞みながら熟考を重ねました。3人で手に入れたら来シーズンはどうなるのか、楽しいことしか思い浮かびませんでした。気持ちよく飛ばせるゲレンデはどこがいい? 雪質も圧雪もベストな状況に最高の板を滑らせるならどこにいつ行く? 取り間違いを防止するために区別できるシールでも貼る? 撮影会のイベントに参加しようか、メーカーのキャンプがあるらしい…。
モチロン、納品前の検品は丁寧に行ってもらうことを注文伝票作成時にショップに依頼。レクザムの手抜きは許しません。
3台も揃うと、どこからどう見ても、やってしまった感が隠し切れない状態となります。クワッドリフトの列に3台横並びで居たら、感染するので近づかない方が賢明ですね。こんな滑り仲間を受け入れてくれるのは、REXXAM CAMPぐらいしかありませんので、来シーズンは参加してみようと思います。
まぁ、このウェアだけでも、リフトに乗った子供から「レインボーマ~ンっ」と叫ばれたこともあります。リフト係のおば様から「あらっ、えっお揃い…」「ええ、はいっ」「素敵♪」と、リフトに腰掛けるわずかな時間に声を掛けられたこともあります。さらに板が揃っていたら、引きますね…。
シルバーの板なので、カラフルなウェアとのカラーコーディネイトがアリな感じだと勝手に自負しております。WRT(Worldcup Racing Team)PRO、国際競技大会一団の玄人になるつもりで乗ります。