普段意識せず忘れている地味な存在だけど、無いと物凄く効率が落ちてしまうブレーキホルダー。
アルペンビンディングのスキー板をメンテナンスする際は、簡易ワックスを塗るだけでも違いを感じる重要ツール。
所有板の台数×2、全てのビンディングブレーキを留めて、流れ作業的なメンテナンスをするので、本数がその分必要。1・2本のブレーキホルダーを付けたり外したりの手間を省いている。
いつの間にかコレクション状態になっていたので、並べて撮影、形状を測定、感じている使用感をまとめてみた。
専用品じゃなくても、なんでもいいんだけど、使い勝手がかなり異なる。
タイラップで代用できる、でも伸びないので使い勝手は落ちる。付けたり外したりの必要のないショップのビンディング展示には伸びない素材でブレーキを止めているのを良く見掛ける。
逆に良く伸びる太めの普通の輪ゴムでも代用できるが、縛ってコブを作ったり長さ調整や工夫がちょいと必要。コブがゴロゴロと座りが悪く感じる時がある。
【スキーゴー】ビンディングストッパー (ピンクorイエロー)
3本 263円 一本約88円
太さ : 約1.5cm
長さ : 約10.2cm
厚さ : 約1mm
引っ張り長さ : 約35cm
【スウィックス】スキーブレーキホルダー (レッド)
2本 630円 一本315円
太さ : 約1.5cm
長さ : 約10.2cm
厚さ : 約3mm
引っ張り長さ : 約28cm
【ガリウム】ブレーキストッパー (グリーン)
4本 630円 一本約156円
太さ : 約1.5cm
長さ : 約8.6cm
厚さ : 約1.5mm
引っ張り長さ : 約23cm
【トコ】ストッパーホルダー (ブラック)
4本 504円 一本126円
太さ : 約1cm
長さ : 約7.5cm
厚さ : 約2mm
引っ張り長さ : 約21cm
使い勝手とは、引っ張った時の長さと、引っ張らない時の強度のバランスだと思う。
引っ張り長さと強度の要因は、太さや元々の長さ、そして厚みの素材形状。
いつのまにかコレクションの専用品、思いのほか素材形状が違っていて、ふ~ん。
あと、並べてみたら正式名称が決まっていないことにも気づいた。
それぐらいどうでもいいツールなんだろうけど、最近は板のセンター幅にバリエーションがあるので、つまらないツールでもより違いを感じるのかもしれない。
センター幅122mm板の130mmブレーキを留めた状態で、ホルダーは約21cmの長さ。
なので、トコ製はムリ。ガリウム製ギリギリはめられるけど指を挟んで痛いおもいをする。ファットスキーだと自然に手が伸びるのは、スウィックスかスキーゴー。
センター幅66mm板のブレーキを留めた状態で、ホルダーは約15cmの長さ。
スキーゴー製、安くて使い勝手のいい実用品、切れずに持ちも良く、細い板から太い板まで使える。すこ~し伸びてだらしなくなってきたら太めの板に使うとか使い回しが効く。汎用輪ゴムや転用品を工夫して使うより使い勝手が良く、コスト的にも納得の範囲。
スウィックス製、輪ゴムなのに重量感・質量を感じるほどシッカリな質感。全ての太さの板に使えて使い勝手もいい、でもちょいと高価、高級品。必要本数全て揃えるコストは支払えない。
ガリウム製、ロゴなんかも入っていて質感はいい、ファットスキーにぎりぎり使えるが力いっぱい引っ張らないといけず疲れる。競技や基礎板のブレーキをカッチリ留めたい時に“ミドリのヤツ”と手が伸びる。
トコ製、良く切れる持ちが悪い、安めなんだけど、細めの板でもはめるのに物凄く力が必要。確か6本組ぐらいで購入したはずだけど切れて自然消滅、残りの一本。
いずれは切れてしまう消耗品、入手しやすさなどもあり、道具箱の中に一番本数が多いのは、スキーゴー製な状態。
最近、「こちら」の輪ゴムを見つけた。